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2011年8月29日 午前10時46分、
予定日よりも5日も長く私のお腹で過ごした第二子:航太郎くんが、元気にうまれてきてくれました。

倫太郎に続き、2人の子どもを助産院で生むことができました。
幸せいっぱいの妊娠・出産を報告したいと思います。

 


妊娠が分かったのは2010年12月。
育休復帰で配属された職場を退職する直前でした。
仕事と家庭の両立がうまくいかず、ストレスから扁桃腺を腫らせて一週間寝込んだり、生理が2週間で来たと思ったら2週間も出血が続いたりと、心も体も疲れ果てて悩んだ結果の退職でした。
今になって思えば、毎日辛い生活が続き、暗い顔をしていた私を航太郎が助けに来てくれたのかなぁ。

仕事のストレスから解放され、時間に余裕のある穏やかな妊婦生活が始まりました。

この頃は、まだ倫太郎にオッパイをあげていましたが、先生に「お腹の張りや出血、気分的にしんどくなければ出産までも、産後も授乳を続けていい」と言われ、自然卒乳を目指していた私はタンデム授乳も覚悟していました。

しかし、安定期に入る頃にはオッパイが敏感になってしまい、痛くて辛くて、「愛情たっぷりの幸せな時間」のはずのオッパイが「気分の滅入る嫌なもの」に代わってしまい、泣く泣く断乳を決意。

要求されるたびに、「母ちゃん、今お腹に赤ちゃんがおるねん。オッパイは赤ちゃんのゴハンで、赤ちゃんにゴハン作ってるから、オッパイ痛くてあげられへんねん。ごめんな。」
と説明し続けました。倫太郎は泣きながらも我慢してくれ、少しずつ要求もなくなり、いつの間にか、全く要求しなくなりました。


倫太郎にはかわいそうなことをしたなぁと思いますが、オッパイを卒業して「小さいお兄ちゃん」へと成長したと自負?している倫太郎は、この頃からすっかりおせっかいさんへと変身。

今では、「おっぱいは、赤ちゃんのやから、りんたろう、いら〜ん(と、ニヤニヤ)」なんて言っています。

 
倫太郎には、いつかくる出産に対して少しでも穏やかな気持ちで挑んで欲しいと思っていました。
そこで、助産院さんに慣れてもらうために、保育園のお迎えの後に妊婦検診を調整してもらいました。
はじめの頃は、先生が「おいで〜」と呼んでくれても、恥ずかしくてなかなか近寄れなかったのが、いつの間にか先生のそばでお絵かきをさせてもらうほど先生大好きに。

朝、保育園の玄関でぐずろうとしていても、「今日、お迎えの後、先生のとこ行くよ」というと「先生のおうち行く〜!」と張り切るようになりました。
入院中は「せんせ〜!どこぉ?」と忙しい先生を追っかけまわすように。
ご迷惑をおかけしました・・・。

 


飾磨でやっている、親子ヨガに、他のママさんたちが子連れで通っている中、私一人が親だけで出席。
せっせと体の調整を行なっていました。
からだがゆるんでいくのを実感、毎回ヨガ後半には眠ってしまって記憶がとびとびでした(笑)
順調に妊娠が進んでいったと思えば、肩こりや体のゆがみ、梅雨などの原因で体がこわばってしまい、お腹がはってしんどくなってしまう・・・など、いくつかの原因が積み重なってトラブルを起こしてしまい、ヨガに加え何度も母子整体の濱根さんにお世話になりました。
安定期に入ってから、運動をしようと張り切って男山に向かっていましたが、調子を崩した後に一気に気候も暑くなり、全く行けなくなってしまいました。

                                            


臨月になると同時に、倫太郎の保育園も夏休みに突入。
もちろん、倫太郎を連れては山登りに行けず、家で先生に借りたビクスのDVDで、朝夕にソファをどけて、倫太郎と一緒にドタバタと踊り。
オッパイマッサージを一日に3回、スクワットを一時間・・・

その間に時間を見つけて、倫太郎を公園や散歩に連れて行くなど、一日のスケジュールはいっぱいで、あっという間に毎日が過ぎていきました。


お盆前の検診では「もう、今にも陣痛が来そう、いい感じ」と太鼓判を押されていたのに、前駆陣痛が続いても、本格的な陣痛にはならず、「これって陣痛?どうなの?」とモヤモヤ思っている間に朝を迎える日々が続きました。

倫太郎の時は、破水から始まったので、陣痛から始まるお産に対しての「未知への不安」がありました。
早く産まれるはずやったのに、という焦りと、陣痛への不安感で、体がこわばってしまっているのは分かっていましたが、焦る気持ちを切り替えることができず、ずるずると時間だけが過ぎていきました。

いよいよ予定日になり、先生に「体のゆがみと、色々頭で考えているのが、せっかく来ているお腹の張りを陣痛につなげられず、生まれられずにいる」と指摘され、ゆがみをとるために「これが最後!」とHさんに整体を依頼、出産に向けて体を整えてもらいました。

 

 



夏休みいっぱい忙しかった主人の仕事もひと段落し、福岡から帰ってきた翌朝6時、待ちに待った陣痛が!

痛みは軽く、間隔もきっちり規則的ではなかったのですが、前駆陣痛のように動いても張りが遠のくことはなく、「いよいよ来た」と確信。

様子を見ながら先生に連絡、その30分後には6分間隔になっており、「せんせ〜い、6分ですぅ」と電話すると「すぐ来て〜」とのこと。

たっぷり寝て元気いっぱいの倫太郎を連れて、夫と妹と一緒に助産院さんへ向かいました。

 


助産院へ着くと、「待ってました〜、やっと来たな」とニヤリとした先生の顔。
内診で子宮口は7cmまで開いているのを確認すると、早速、「引き潮になると生まれにくいし、陣痛がダラダラ続いてしんどいから、スクワットかオッパイマッサージで陣痛をすすめましょか」と、相変わらずスパルタな先生。

「スクワットします〜」と言うと、待合室のテレビの前に、体を支えるための椅子と滑り止めマットをセッティングしてくださいました。

しかし、スクワットをするとNSTで児心音がうまく拾えず、スクワットは一旦中断。
30分ほど立ったままNSTで児心音を確認、陣痛も波はあるものの3分くらいで来てるということでスクワット再開。

 


主人が職場へ一旦顔を出すというので、「いってらっしゃ〜い」と見送ったのが9時15分くらい。
この頃はまだ笑顔で、倫太郎も妹に遊んでもらっていました。
しかし、主人が行ってから徐々に痛みが強くなり(この展開、倫太郎の時と一緒・・・)
イタタ〜、と声が出始め。私の様子が変わったのを察知した倫太郎は、ススーっと寄ってきて私の掴んでいる椅子に座ってテレビを見たり、私の顔を覗き込んだり。ニヤーっと笑っていて、つられて笑顔になる私。

Uさんが痛いところを「印でもついてるのか」とびっくりするくらいピンポイントに押してくれるので、すごく楽になります。


9時55分、だんだん立っていられなくなり、結構辛そうということで、内診のために横になりました。
すると、「今にも破水しそう。もうすぐやわ〜、旦那さんにはよ戻ってもらって〜」とのことで、主人に電話。徐々に余裕もなくなり、「はよ帰ってきて!もうあかん」 「よっしゃ、ぶっとばして戻るから待っとけ〜!」


倫太郎も部屋に入り、うめきながら横たわる私の周りをうろちょろしては顔を覗き込んでニヤニヤ。

今思えば、倫太郎なりに一生懸命、場を和ませてくれていたんだなぁ・・・と感謝。

 


10時20分、主人が戻ってきて、私の変わりように驚く。
(この展開も倫太郎のときと一緒・・・)「よっしゃよっしゃ、ええ感じや〜頑張れよ〜」とえらく陽気に私の腰を押してくれました。
倫太郎は妹の膝に座ったり、私をのぞいたりとチョロチョロ。
私を笑わせるのが自分の役割だと分かっていたようです。
痛みに叫ぶ私の姿を見ても動揺した様子を見せず、安心して大騒ぎする私でした。
倫太郎の時と同じ、四つんばいで産もうとしましたが、お腹が重力で下がる感じが余計痛みを増強させるようで「あ、ムリ」とすぐ諦め。
先生の「腹圧がかかりやすい」と言う勧めもあり、もとの横向きで産むことにしました。



10時40分、痛みも絶好調で、「いきんでみたら?もう痛みをのがさなくてもいいよ」と言われ、いきんでみたところ、一発で破水。
ブルルン・・・という、湯船の中で水風船を割ったような感覚がしました。
自分でも「あ、破水や」と実感。
先生に、「破水したね〜、分かった?次の陣痛、ビックリするくらい痛いからね。」とサラっと言われました。

マジで〜?と思っていると、本当に目ン玉が飛び出るくらいの痛みがやってきました。
先生が教えてくれてなかったら、発狂していたかも。
「これか〜!!」と思いながらいきみます。
これで赤ちゃんの頭がオマタに挟まりました。

ここで、「りんくん、おいで〜赤ちゃんの頭見えたよ〜」と先生が倫太郎を呼びます。
倫太郎は妹の膝から先生の横に移動し、じーっと見つめていました。
妹によると、この時、私の足で見えにくかったようで、自分で見えるところに動いて覗き込んでいたらしい。
そして、後で、「赤ちゃん黒かった(見えた頭の髪の毛のこと)」と言っていたらしい・・・


次の陣痛で、頭が出てきました。

ほんとうにツルンという感じ。
挟まった痛さがなくなり、先生が「頭でたよ〜」と、肩をちょいちょい・・・ちょいちょい・・・として、体が出てきます。

「はい、10時46分〜うまれたよ〜」

私の背後にいた主人がへその緒を切り、胎盤が出てきて、私の2回目のお産は完了しました。
この10分後、母が到着。
「あらぁ、間に合わなかった!後産も終わっちゃった?」と笑顔。

 


カンガルーケアでお腹に乗せられた赤ちゃんは、ずっしりとしていて、一生懸命自分の手をチュッチュしていました。
先生に頼んでオッパイをすわせてあげると、一生懸命かぶりついてチュッチュしていたけど、どんどん上にはい上がってきては下へ下ろして、を繰り返していました。
倫太郎は勧められるとちょっと触るけど、それ以外は少し離れて赤ちゃんを見ていました。
「主人がカンガルーケアをしてみる」というバースプランはすっかり忘れていました(笑)
ビデオ撮影も、あっという間すぎて忘れていました・・・。


2時間後、みんなで昼ごはん。
先生が持ってきてくれたお雑煮のなんと美味しいことか!!
倫太郎はだんだん眠くなり、ゴネだして寝転がって、頭をちょんとぶつけて泣き出しました。
今まで張り詰めていた緊張の糸が切れたんだろうね。
今日、誰よりも一番頑張ったのは倫太郎。
ありがとうね。

部屋に戻って、主人と倫太郎と昼寝をしました。
汗をかきながら爆睡の倫太郎。
興奮して眠れないと、出て行ったコンビニで、「子どもと一緒におでかけ」という雑誌を買ってきた気の早すぎる主人。

和室でみんなでごろりと横になり、思い思いに過ごしている自分の家族を見て、「出産って、昨日と明日の間にある、普通の日常にある出来事なんだなぁ」と改めて思いました。

神秘的で、ものすごいエネルギーの中でのことだけど、自然の中にあって、切り取って特別なことにしてしまうのは違和感がある。

生活の中の出来事なんだなぁ。

それに気付かせてくれた助産院に感謝。

妊娠・出産のできる女性に生まれたことに感謝。

その素晴らしさを教えてくれた先生に感謝。

こだわりの強い私に付き合って、お産の素晴らしさを一緒に学べた主人に感謝。

誰よりも空気を読んで、いいタイミングでいい方向へ導いてくれる倫太郎に感謝。

いつも気遣ってくれ、サポートしてくれる母や妹に感謝。

そして、何よりも、つるりんと生まれて元気にオッパイを飲んでくれる航太郎に感謝です。

本当にありがとう。

P.S


いまだに倫太郎は、航太郎のお産のときの話をしてくれます。

「母ちゃん、ネンネして、うーんうーんしたら、あかちゃんでてきたなぁ」
(自分のオマタを指差して)「かあちゃんのエッチーからこうたろう、出てきたなぁ」
倫太郎なりにインパクト大だったんでしょうね。
倫太郎がこわいと思ってしまったら、という不安もありましたが、
あのうねるような命の空間をしっかりと感じ取ってくれたようで、感謝しています。

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